江籠裕奈劇場最終公演 in SKE48劇場

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卒業ブロック

 

出演メンバー

青木詩織・青木莉樺・荒井優希・伊藤実希・入内嶋涼・江籠裕奈・太田彩夏・岡本彩夏・川嶋美晴・北野瑠華・鈴木愛菜・中野愛理・西井美桜・藤本冬香・水野愛理・篠原京香

卒業セレモニーのみ出演(井上瑠夏・斉藤真木子・福士奈央・原優寧)

 

 

M1   RESET

M2   僕は知っている

(卒業セレモニー)

M3   奇跡の流星群

 

 

卒業セレモニー

 

お手紙

 

高柳明音より(代読:青木詩織)

 

江籠裕奈ちゃん。

あなたは本当にここまでよく頑張りました。

今すぐヨシヨシしに行きたいです。

すごいよ、偉いよ、本当に。

今回のお手紙はいつも呼んでる “ゆうなちゃん” じゃなくて、あの頃の “江籠さん” って呼び方で書くね。

今じゃ誰もが認めるアイドル優等生な江籠さんだけど、一緒にいた頃は、気づけば私の後ろにくっついてくる目の離せない “雛鳥” みたいな、何だか危うい存在で。

目を離した隙にどっか落っこちてないかなとか、嫌なことがあって一人で泣いてないかなとか、一緒の仕事の日の移動は決まって隣に座って、次の日の仕事が同じだったら「明日一緒、うれしい!」って連絡をくれて。

夜突然「話し聞いてほしいです」って涙ながらに電話が来たり、初めてソロでステージに立つってなった時は震えてて、その手を握って「大丈夫!」って言ってあげたり、気づけば私 “親鳥” と認識されてるかもと本気で思うほど目が離せない子でした。

そんな江籠さんももう23歳になったんだもんね。

2000年生まれの衝撃。

しかも今では “みんなの頼れる先輩” って感じになっちゃって、なんだか私は不思議な気持ちです。

いろんな事があったね。

苦しくて辛い事もたくさんあったね。

「なんで?」「どうして?」って答えが見つからない問題、一緒にたくさん悩んで苦しんだね。

最初は私も必死に受け止めて、解決に導いてあげようと力を尽くしたんだけど、私にはその悩みを全て受け止められる器がなくて、どうしたらいいかわからなくて「私卒業することにしました」って私よりも先に卒業するって伝えられた時も、それを引き留められる言葉が見つからなくて。

これ以上ここにいて苦しい思いをするなら、辞めるのも正しい選択なんだって思うしかなかった。

結果的にいろんなタイミングが重なって江籠さんの卒業は無くなったけど、私が卒業する事を決め始めていたから、私がいなくなった時このままだとこの子は壊れちゃうかもしれないと本気で思って「他にも信頼できる人を見つけてみたら?」と本人に伝えてみました。

最初は「見放された」って感じでショックを受けてたのも目に見えてわかって心苦しかったんだけど、私がいなくなった時一人で立てなくなる方が危ないし「誰か他にも支えてくれる人が必要だ!私がいるうちに!これも親鳥の定めだ!」と私も心を鬼にして伝えたのを覚えています。

もう鳥なのか鬼なのかわからなくなったけど、そういった思いがありました。

そして江籠さんはもう一人の親鳥 “斉藤真木子” を無事見つけてきました。

私はホッとしました。

ありがとう最後の同期!、15年選手!、にきちゃん!、斉藤真木子!

後、心の支えの “きなちゃん” をお迎えした事も大きかったね。

少しづつ江籠さんの心が落ち着いていって、きなちゃん、いや、きなさんにも私は大変感謝しています。

彼女の笑顔の理由になってくれてありがとう、きなさん。

でも、そうしているうちに私が卒業をして、気づけば余り連絡が来ることもなくなり、卒業を決めた事は教えてくれてたけど、卒業発表した瞬間は私はイベント中だったんだけど、来てたファンの人に「えごちゃん今卒業発表したよ」って教えられて、知って複雑だったし。

まぁ、私も言わずに夜中に発表しちゃって、次の日「何で?」って泣きながら怒られたっけ。

でも、卒業公演の日も卒業記念のソロコンサートも全部SNSで知ったし、その時にはすでに自分の仕事のスケジュールとかぶってしまってて行けなくて、悔しいし泣きたいし「もう育ての親は必要ないんだ」って寂しくなってる私もいます。

天邪鬼。

でもね、私は安心しています。

あの “危うかった雛鳥” がこうやって大人になって巣立ちしていくんだなと感慨深いです。

あの頃、私を必要としてくれてた江籠さんだけど、あの頃の私にも江籠さんは必要な存在で、私も仲良かったメンバーがみんな卒業していって一人になっていた時期だったし「一人でも頑張るか」とか思ってたんだけど、劇場のトレーナールームで二人になった時に「誰も一緒にいる人がいないなら一緒にいよっか」って話したあの日から、本当に私が辞めるまでずっと一緒にいてくれてありがとうね。

二人でご飯に行ったり、お泊りしたり、新年はおみくじを引きに行ったり、えごちゅりでいろんな仕事をしたり、二人でユニットさせてもらったり。

私が人に見つからないように泣いている時に探して見つけてきてくれて、何も理由を聞かずに傍にいてくれた事もあったね。

いろんな思い出がいっぱいです。

辛い苦しかった事もあったけど、楽しかった思い出もいっぱいある。

今のSKEでの思い出のほとんどに江籠さんがいる。

本当にありがとう。

何より、私は江籠さんがアイドルを苦しい思いのまま辞めなくてよかったと心から思っています。

卒業を引き止められなかったあの日、あのままもし辞めていたらずっとアイドルが苦しい思い出になってしまっていたかもしれない、私が後悔していたかもしれない、 だから今日まで必死にしがみついて、苦しさや悔しさを乗り越えて「アイドル最高!」って思えるSKE人生の最後を迎えてくれて本当に良かった。

今はたくさんの後輩にも慕われて、尊敬されて、立派な先輩になって、よくここまで頑張ったね。

次のステージはソロアイドル。

私はずっとそうなるだろうと思ってたし「それが天性だよ」って話してたからその決意をした事はびっくりもしませんでした。

これからも楽しみだね。

これからもキラキラしてるんだろうな。

一人のアイドルとしてこれからもたくさんの人を笑顔に幸せにしてね。

江籠裕奈ちゃんのファンの皆さま、今回メッセージを届けられる機会をいただきありがとうございました。

ゆうなちゃんを応援するファンの皆さまがこれからもゆうなちゃんと幸せな思いでいっぱい作れますように。

改めて今日駆けつけられなかった事が本当に悔しいです。

仕事終わって飛び出せば間に合うスケジュールだったから行くつもりでいたんだけど、ギリギリで仕事が増えちゃって、結果行けなくなってしまいました。

本当にごめんね。

って書いてたら今まさに本人からLINEが。

「あかねちゃん、明日 “青春の宝石” 歌います」ええエモい、泣かせるなよ、エモすぎるだろう。

昨日のソロ公演で歌ってくれてたんだよね。

ゆうなちゃんにもあの曲の歌詞ぴったりだなって私も思う。

11歳から23歳まで、その大きな12年間を全てSKE48に捧げたゆうなちゃんだから、私も私の大切な曲を歌ってもらえて本当に嬉しいです。

逃げ出さないで良かったねって、いっぱい頑張ってきたって自分を褒めてあげてね。

後日、卒業おめでとう&お疲れ様会しようね。

では、まだまだ書き足らないのですが、これ以上時間をもらうのも申し訳ないのでこの辺にします。

これから始まる “江籠裕奈、第2のアイドル人生” 私も楽しみに応援してる。

本当にお疲れ様。

よく頑張ったヨーシヨシヨシ 。

卒業おめでとう。

高柳明音より。

 

 

 

江籠裕奈からのメッセージ

 

そうなんです。

あかねちゃんは今日来れませんでした。

だけど、きっと見守ってくれてると思うので、はい、改めて褒めてもらおうと思います。

ありがとうございます 。

 

ということで、改めまして、今日劇場に足を運んでくださった皆さん、配信を見てくださってる皆さん、モニターとかで見てくださってる皆さん。

本当に来たくても来られなかった方がたくさんいるのも知ってるので、本当に、改めて今この瞬間を見守ってくださっている全ての皆さんありがとうございます。

そうですね、やっぱりSKEが私の全てだったので、ファンの皆さんと思い出を作る期間、メンバーのみんなと思い出を作って楽しむ期間をたくさん設けるために早めの卒業発表をしたんですけど、こう、思い出を振り返る暇もなくというか、そんな瞬間がないくらい本当に発表してから半年ぐらいですかね、目の前にある事をみんなと一緒に楽しむのに精一杯でした。

本当にそれくらい楽しい楽しい期間でした。

卒業記念にソロライブをやらせてもらったり、昨日もおとといも劇場に立たせてもらったり、やっぱりステージに立って歌って踊ってる瞬間が一番楽しくて好きだったので、これからも歌って踊ることあるかもしれないけど、この劇場に立てなくなると思うとそれが一番寂しいし悲しいかもしれないです。

今日も本当に1曲目が “異形のダンス” で良かったって何回も思いました。

泣きそうだったから。

それくらい本当にいろんな気持ちにもなったけど、嬉しかったり悲しかったり楽しかったり悔しかったり、それでもやっぱり劇場が大好きだったし、劇場を大事にしてるSKEが大好きでした。

12年間っていう長い間SKE48にいさせてもらったんですけど、やっぱりこの “時間がない” 公演を貰えた事は本当に嬉しくて一生の宝物です。

今日も1曲ずつ終わるたびに「ああ、ここみんなで練習したな」とかいろんな事を思い出して寂しい気持ちに、自分で決めた事だけど、勝手になったりもして。

同じ景色を目指して歩いてきて歌った “僕らを繋ぐもの” 来年からは違う道に進むんだなぁと思ったらとすごく寂しかったんですけど、この前も発表させてもらった通り、来年からはソロとして活動して行きたいなと思っていますので。

後、みんなのところにたくさん会いに行ったり会ったりしたいなと思ってるんですけど、一応拠点が名古屋になるのでこれからもSKEからパワーをもらいつつ、私も自分の活動を頑張っていきたいなと思います。

本当だったら12年間のこと振り返るべきだと思うんですけど、本当に今楽しかった思い出しか思い出さなくて。

あかねちゃんも手紙にたくさん書いてくれてたんですけど、なんか、ほんとにいろんな事があったけど、今この感情でSKE48を卒業できる事が何よりの幸せだなと思っています。

小学生の時にSKE48に入って、12年間SKEと共に自分も成長してきたので、それがなくなる人生がまだ自分でも想像ついてないし、そんな不思議な気持ちなんですけど、でも、こうしてここまで乗り越えられたからこれから先の人生もきっと楽しく幸せにできるんだろうなという自信もSKEから貰いました。

なので、12年間SKE48として見てきた景色だったり味わった感情をこれからも大事に、皆さんとこれからも一緒に歩んでいきたいなと思いますのでこれからも変わらず応援よろしくお願いします。

なんか、不思議な気持ちです。

全然思い出せないんですよ。

まぁそれくらい常に今を走ることに精一杯だったなって思います。

なので、これからはまぁ、立ち止まる事があったとしてもそれをプラスに捉えられるくらい余裕のある大人になれるように頑張ります。

そして、これからもずっとSKEが大好きなのでSKEのファンの皆さん、これからも変わらずSKE48の応援をよろしくお願いします。

ほんとに幸せでした。

今日もこんなにも、ね、素敵なメンバーと一緒に公演ができてとても楽しかったです。

噛みしめました。

幸せです。

ありがとうございます。