田辺美月劇場最終公演 in SKE48劇場

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2023年2月28日「SKEフェスティバル」公演

 

 

出演メンバー:相川暖花・浅井裕華・池田楓・井田玲音名・鎌田菜月・熊崎晴香・斉藤真木子・佐藤佳穂・末永桜花・菅原茉椰・鈴木恋奈・田辺美月

 

卒業パート

 

M1   初恋よ、こんにちは(でこぼこチキンフレンズ:田辺美月、平野百菜、藤本冬香)

~MC~

 青海ひな乃、岡本彩夏、中坂美祐、平野百菜、藤本冬香

M2   てもでもの涙(菅原茉椰、田辺美月)

~MC~

 池田楓、井田玲音名、熊崎晴香、斉藤真木子、佐藤佳穂、鈴木恋奈

 

お手紙

 

なべちゃんへ。

まずは、卒業おめでとう。

四年間本当にお疲れ様でした。

卒業のお手紙を書くのは初めてなので、今何を書こうかなって悩んでいると、たくさんの思い出が蘇ってきて、なべちゃんの卒業をやっと実感して寂しい気持ちになりながら書いてます。

でも、なべちゃんにとってSKE48としての最後の手紙。大切な機会をいただけたからには自分なりにたくさんなべちゃんへの愛を伝えたいなと思います。

なべちゃんと出会ったのは4年前、SKE48の9期生としてオーディションに受かり、キャリーバッグを引いて事務所に来ていたのを今でも覚えてます。

9期生全員が待機する部屋で、椅子が足りないから遠慮して床に座っていたなべちゃんの横に私も座りました。

その時は何も考えずにその場所が空いてたから座ったけど、それがきっかけで話すようになり、同い年なのもあって、緊張していた私にとって優しくふんわりとした空気感で包み込んでくれたなべちゃんは本当に心強かったです。

でも、出会ってすぐなのになべちゃんの印象がガラッと変わった瞬間があります。

それは公式ホームページに載っけるためのプロフィールを自分たちで考える時に「ニックネームどうしようかな?」「みんなに覚えてもらえるような印象が残る名前がいいなぁ」ってなべちゃんが悩んでいる時に、私が「田辺のなべから取ってなべちゃんでいいじゃん」って提案したら「あんまり可愛くないからみっちゃんかみいちゃんにしようかな」ってはっきり言われて、結局「みっちゃん」になったね。

私はその時、あんなに穏やかでふんわりとした子だけど、出会ったばっかりなのにめっちゃはっきり言う子なんだってびっくりしました。

でも、ちゃんと自分の強い意志があってそれを相手に伝えられる強い子なんだっていい意味で印象が変わったんだよ。

ひな乃はそんななべちゃんが好き。

でも、私は意地でも「なべちゃん」ってこれからも呼ばせてもらいます。

それから私たちは同期としてたくさんレッスンをして、公演に出て、ツアーを回って、カミングフレーバーとして活動して、一緒にいる時間が増えて仲も深まり、今はチームも違うのに仕事とは関係のない話をするくらいの仲の良い友達以上の親友になれました。

なべちゃんは本当にいい子なんです。

周りを見て、声をかけてあげられる人だから、なべちゃんに救われたメンバーはたくさんいると思います。

私もその一人です。

私が「恋落ちフラグ」で初めてフロントに選んでもらえた時に、周りもベテランの先輩ばかりで、ついていくのにも必死で、周りの声に不安を抱えていたけれど誰かに相談することもできなかった時、なべちゃんから「ご飯に行こう」って誘ってくれて、ひな乃が選ばれたお祝いと共に「きっと大変なこともあったでしょ。だから今日は私に全部吐き出していいよ」って声をかけてくれたね。本当に嬉しかった。

ひな乃は表に出さないタイプなのに、なんでもばれてしまうなべちゃんには本当にかないません。ありがとう。

なべちゃんが毎回本気で向き合ってくれるから、私もなべちゃんが悩んでたら少しでもなべちゃんの気持ちが楽になったらいいなって思って色んな所に連れて行きたくなるな。

ひな乃が今までしてきたことは全部恩返しです。

優しいなべちゃんが好き。可愛いなべちゃんが好き。しょうもないことで笑ってくれるなべちゃんが好き。いっぱい食べるなべちゃんが好き。たまに理不尽なことで怒ってるなべちゃんが好き。綺麗に踊ってめちゃくちゃファン思いで、たくさん練習して努力を惜しまないで本気でアイドルをしてるなべちゃんが好き。

言い出すと止まらないくらいなべちゃんのことが大好きです。

もちろん寂しい。

当たり前のように傍にいたから。

会いたい時に会えなくなるのはすごく寂しい。

でも、さっき言ったように、なべちゃんは自分の意思をしっかり持っている強い人です。

たくさん悩んで、しっかり考えてちゃんと答えを出せるなべちゃんは本当にすごい。

ひな乃はなべちゃんの幸せを願ってるし、どんなに離れていても友達なのは変わらないよ。

なべちゃんに出会えてよかった。

沢山ありがとう。

でも、一生親友だから「さよなら」は言いません。

これからもよろしくね。

大好き。

SKE48 チームS 青海ひな乃より。

 

 

田辺美月より皆様へ

 

本日、卒業公演に足を運んで下さったみなさん、卒業公演を開いてくださった卒業公演実行委員のみなさま、スタッフのみなさま、見守ってくださる全てのみなさま本当にありがとうございます。

先ほど披露した曲を紹介させていただくと、ずっと休業中に聞いてて「この歌かわいい」とか「これいつかやってみたかったなぁ」って思ってた曲をセレクトさせていただきまして、いつも一緒にいたふゆっぴとももたんと一緒に「初恋よこんにちは」をさせて頂いて、地味に同じチームなのに地面に一緒にユニットしたことがなかった、二人だけのユニットしたことがなかった菅原さんと「てもでもの涙」の方をさせて頂けてとっても嬉しかったです。

見ていただいたみなさん本当にありがとうございました。

こうやって振り返って、スピーチを話すために振り返ってみたりしたんですけど、でもやっぱり一番すごいなって思うのが、新潟から、結構遠いじゃないですか?新潟からこの名古屋まで、愛知県まで飛んできて、こうやってアイドル活動をしていることが、今でも当たり前にはなっているんですけど、ふと振り返った時になんかすごいなってびっくりするんです。

なんだろう、私は元々、やっぱりアイドルの方とか可愛くてキラキラしている方がそういうステージに立って、もっと輝いている姿を見ているのがすごく好きで、その人物に、憧れの人物に今こうしてなれていることがとっても幸せでした。

今こうして振り返ってみた時に、私たぶんこれ、メンバーにもファンのみなさんにも言ってなかったんですけど、私の中でずっと悩みがあって、それが、すごく有難い事なんですけど、選ばれているのに「ずっと後列にいる」そういう状況が私の中での課題というか、戦う敵というか、突破しなきゃいけないなっていう風に思って活動させて頂いていました。

私は結構穏やかっていうかのんびりしてるように、なんかちょっとやる気なさそうに見られたりとか、すごいそういう風な感じで見られることが多いですけど、結構向上心とか負けず嫌いの塊みたいな感じの人間なので、仮にすごく、選んで頂けたことはすごく光栄なんですけど、選ばれていてもその中での後列いるっていう事は「結局自分は埋もれてしまっているんだな」って「だからもっと頑張らなきゃな」っていう、そういう思いでずっと活動させていただきました。

でもやっぱり、選ばれていることも事実で、その実力以外のところですごく期待の気持ちを込めて選ばれていることも事実だったので、すごい歯痒い気持ちになりながらもすごく一生懸命に活動していました。

で、後私はちょうどSKE48に加入したタイミングが、高校を卒業するぐらいのタイミングと、活動をこれから本格的に頑張ろうっていう時期がちょうどかぶっていたので、卒業式とかにも参加させて頂けたんですよ、地元の。

そういう時に、卒業式ってなるとお別れの時期ということもあって、結構お友達とか、新潟のみなさんから「頑張ってね」とか、活動するっていうことも田辺あんまり騒がれたくなかったから内緒にしてたんですけど、なんか何故か広まってて、みんなに。

でも、田辺が騒がれるのが嫌だっていうのがわかってるからなのか、すごく優しいお友達に恵まれて、みんなから「活動するんだよね?応援してるよ」みたいな感じで応援してもらってたので、この活動をするって、たくさん活動するって決まって、頑張れと言われたからにはやっぱり、それなりのプレッシャーではないですけど、いいプレッシャーが自分にかけられて、ずっと焦っていうか、一度も私の中では、今自分がここに選ばれているからとか、そういう気持ちをもって選ばれているからそのままでいいんだとか、そういう気持ちを持って活動させていただいたことはなくって、ずっと焦った気持ちで活動させて頂きました。

で、その中で研究生の頃が多分、すごく、やっぱり「カミングフレーバー」とかあったり、全国ツアーに参加させて頂いたり、すごく恵まれていた部分が初期の頃がすごく多かったっていうのもあって、田辺が仮に昇格して何かに選ばれたとしても、全てではないんですけど、選ばれた時に「やっぱり推されだからだ」っていう意見もあったりして。

その時はやっぱりちょっと落ち込んじゃったりもするんですよ、やっぱり。

悔しいなみたいな、自分の実力はやっぱりまだみなさんにも届いてもいないし、やっぱり自分自身もまだまだなんだなって思ったりもしたんですけど、今思えば、すごく悔しいなって思うこともいっぱいあったなと思うけど、でも、その悔しいがあったからこそ田辺はここまで全力で活動することができたんだなって思っています。

やっぱりそういう活動を全力で活動しているからこそ、ファンのみなさんもすごく、田辺のファンのみなさんてすごいあったかい方が多くて、何て言うんだろうな、いろんな方がいらっしゃって本当に「みっちゃんしか勝たない」みたいな方もいれば、他の推しメン、あっ、全然嫌味じゃないのでこれ、気にしなくていいですけど「他の推しメンもいるけどみっちゃんも好きだよ」って言って、とりあえず田辺のことを温かい気持ちで、優しい目線で見守ってくださる方が多くて。

すごく恵まれていたなって思う事が多くて、それを一番感じたのが何年前だろう?2・3年位前の「Passion For You」というゲームアプリでイベントを出させて頂いた時に、当時まだ研究生から本当、昇格して1か月2か月ぐらいだったんですけど、初めての私にとってのイベントで、まぁ4位以内だったらなんかその雑誌の方で表紙と特集のページをさせて頂けるっていう企画があったんですけど、まぁ頑張って4位に入れたらいいなって思いながらやってたんですけど、そしたらなんと速報とかで2位とかで、結果1位ってなって、田辺が一番びっくりして、まず速報の時点で入ってないと思ってたから、なんか、確か速報が2位だった気がするんですけど、その時にめっちゃもう携帯「へっ?」って感じになってびっくりして、で、後から1位になって、そういう表紙とか撮影の方させていただいた後にファンの方から聞いたのは、もちろんみっちゃん推しの方も沢山頑張ってはいたけど、それ以上にみっちゃんのことが純粋に好きと言う方が、たくさんの方が頑張って下さっていたということを聞いて、田辺はこういう優しい方に本当に恵まれていたんだなと思ってすごく幸せな気持ちになりました。本当にありがとうございます。

そんな優しいファンのみなさんにすごく恵まれている中で、私自身もやっぱり、さっきひなぴよの手紙でも書いてたとおり結構意志が強いので、ちょっと頑固な部分もあったりとかするんですよ。

そういうのも結構、割と自分が知らないうちにズバって言っちゃったりするんですけど、ファンの方は本当に優しくてずっと温かい目線で見守って下さっていて、そういうなんだろう、優しい方がいるからこそ、そして田辺のファンのみなさんで結構熱量がやっぱりすごいあるなって思っていて、SKEのことをすごく大好きな方がいるな、大好きな方が多いなと思っていて、だからこそなんか、私もすごく頑張ろうと思えたし、すごくたくさん刺激をもらいました。

そんな優しいファンのみなさんに私から唯一謝らなければいけないことがあって。

それが、去年の21歳の生誕祭の時に「選抜に入りたいです」って言って、その目標が叶えられずに卒業を決断してしまったことが、本当にそれだけがとても心残りです。本当にごめんなさい。

やっぱり、このグループの中で活動する中でいろんな目標があるとは思うんです、それぞれのメンバーのみなさん。

外のお仕事がたくさんしたいとか、例えばラジオがしたいとか、テレビにいっぱい出たいとか、雑誌にでたいとか、いっぱいあると思うんですけど、田辺はそのどれでもなくって、田辺の中での目標は入った時からずっと選抜に入りたいって決めていて、それはやっぱり、ずっと48グループを見てきたからこそ、選ばれる事に、ごめんなさい、ちょっと「ん?」って思っちゃう方もいるかもしれないですけど、田辺の中では選ばれることに価値があると思っていて。

後、何より選抜メンバーに選ばれると、ジャケット写真に載れたりとかミュージックビデオとかいっぱいライブとかにも出れたりとか、形として残るものがすごく多かったので、そういう姿をファンのみなさんはもちろん、家族や、頑張っている証として地元の応援してくれている新潟のみなさんに届けたくて、 ずっとその目標に向かって田辺自身も頑張っていたんですけど、いつからか気づいたら純粋にこの活動を楽しめなくなった自分がいて、田辺自身はずっと上を、向上心の塊なので上を目指して頑張っていたんですけど、ある時気付いた時に、心も体もボロボロになってしまって、結果、休業という形になって、多分その「選抜に入りたいです」って言ったのもあったからこそファンのみなさんも、もちろん田辺が会いに「楽しいな」って「田辺に会いに来て楽しいな」って思う数の分だけ会いに来てって言ってるのは伝えているけれども、やっぱり中には頑張ってくださるみなさん、優しいみなさんが多いので、頑張ってくださる方もいて、その努力を水の泡にしてしまって、すごくそれが本当に申し訳ないと思います。本当にごめんなさい。

でも、私の中ではその卒業を、ずっと休業中も正直心が休まる時は一日もなくて、ずっと罪悪感と、なんで自分はこんなに弱いんだろうとか、たくさんふさぎ込んじゃっていた部分もあったんですけど、でも、こうやって卒業を決断した時にすごく、こんなことも言うのもなんなんなんですけど、すごく心がふわっと軽くなって、これからは純粋に活動が、アイドルでこうやってステージに立って歌って踊るのがすごく大好きだし、ファンのみなさんとお話するのがすごく大好きなので、純粋に楽しめるって思えたりとか、何より私、この活動している時に一度も自分のことを褒めることができていなくて、自分のことがすごくもともと自信がないというのもあるんですけど、一回も褒めることができなかったんですけど、この卒業発表した時にちゃんと今まで頑張ってきたもんなって自分を初めて認めてあげることができました。

本当に休業と、改めて言うんですけど、あの時は復帰から卒業発表した時は、田辺的にはもうなんか「復帰が楽しみだ!」っていう気持ちが大きくて、卒業発表先にした方がたぶんファンのみなさん的にはすごく良かったんですけど、田辺の私情で、そういう風に先に復帰発表してしまって、みなさんをなんか突き上げてから落とすみたいなことをしてしまって本当に申し訳ございませんでした。

私は本当に優しいファンのみなさまに恵まれていたし、自分自身の「選抜になる」というのとプラスで地味に掲げていた目標が「たくさんの方から好かれるアイドルになる」ということなので、そういう部分では卒業発表した時にすごくたくさんの方から「みっちゃんもったいないよ」とか「みっちゃんのこと大好きだよ」とか言ってくださる方もいたりとか、何よりトーク会無理を言って、トーク会で当日も参加できるグループトークを作っていただいたんですけど、その時に本当に沢山の方が来てくださって、中には「この発表があったから沖縄から飛んできました」みたいな感じの方もいて「これから沖縄帰るよ」みたいな方もいて、本当に田辺はこんなに優しい方に恵まれていたんだと思ってとっても幸せな気持ちになりました。

本当に私がこのファンのみなさんと、絶対アイドルになってなかったらこの人間関係っていうか相関図みたいなやつで、ファンのみなさんっていう枠は絶対できていなかったはずなので、みなさんと出会えてそういう関係になれたことがとても嬉しかったです。本当にありがとうございます。

後、メンバーのみなさんも私はほんとに大好きなので、卒業発表とか復帰とかこっちに帰ってくる事すらも全然言ってなくてすいませんでした。

でも、これから卒業したら一般の女の子になるので、今までは多分それぞれのメンバーの立場とかもあるからきっと、気にしちゃって言えない事とかもいっぱいあると思うんですけど、一番のみなさんにとっても味方であげられるので、いつでも連絡してください。

私は感謝をみなさんにこうして今伝えられている事ができて本当に幸せです。

結構内容考えてきたんですけど、相変わらずというか、生誕祭の時もそうなんですけど全部真っ白になってなんか同じこと何回も行ったりとか、結構トゲがあるようなことを言っちゃったような気もしちゃうんですけど、こうやって最後のスピーチをみなさん見守って聞いてくださって本当にありがとうございました。

 

 

ラストパフォーマンス


M3   希望的リフレイン

 

最後の挨拶

 

素敵な花冠もありがとうございます。

田辺ちょっと言い忘れていた事があったんですけど、言っていいかな?喋っても大丈夫ですか?

ファンのみなさん、結構、田辺が卒業したら「もうみっちゃんが最後の推しにする」とか「オタ卒する!」みたいな方が結構多いんですけど、今こうやって実際劇場公演を見てわかると思うんですけど、ほんとに可愛くて素敵なメンバーのみなさんがいっぱいいるので、是非これからも「オタ卒するぜ」みたいな気合を入れなくていいので、可愛いメンバーたくさん見つけてSKE48をたくさん応援してあげて下さい。

すいません最後の最後に変なわがままを言って、よろしくお願いします。

田辺からの遺言?伝言です。

今日は本当にこんな素敵な卒業公演本当にありがとうございました。

すごくこのアイドル人生とっても楽しかったです。

本当にありがとうございました。